夏の終わりはとびひの増える季節です

とびひは、夏の疲れが出る8月の終わりから9月頃に多くなります。虫刺されやすり傷、あせも、湿疹などに細菌が入りこんで水疱が出来、その水疱が破れて他の部位に触れる事で付着し発症します。また、感染力は強く、接触感染により細菌に触れる事によって他の子にうつすのも特徴です。

症状:体の色んな場所に水ぶくれができ、皮膚が赤く湿った状態(湿疹)になり、痒みを伴います。

家庭でのケア

  • お風呂は湯船につからず、シャワーで石鹸を使ってきれいに洗い流しましょう。
  • じゅくじゅくした部分はガーゼなどで覆い、他の部位に触れないようにしましょう。
  • 爪を短く切り、手を清潔に保ちましょう。

治療

塗り薬:抗菌薬の入った軟膏を塗ります。皮膚を清潔にした後に、病院で指示された通りに塗ります。

飲み薬:症状がひどい場合は、抗菌薬の飲み薬が処方される事があります。指示された通り、最後まで飲み切る事が大切です。

登園・登校について

  • とびひの部位が乾燥して治っていれば、他の子にうつる心配はありません。
  • 乾燥しておらず湿っている部位や水疱がある箇所には、ガーゼなどで皮膚を保護してうつらないようにしましょう。