RSウイルス感染症について
県独自の緊急事態宣言も解除になり、新型コロナウイルス観戦者も減少傾向にあります。しかし、変異型コロナウイルス感染患者も増えてきているので、まだまだ油断はできません。感染防止対策を取りつつ、元気に過ごしましょう。
今回は宮崎県において大流行しているRSウイルスについておしらせします。
〜RSウイルス感染症〜
・秋から冬にかけて感染者が多くなる病気です。
・感染力が非常に強く、2歳までにほぼ100%感染すると言われています。
・年齢が低いほど重症化しやすく、入院となるケースも多いです。
(原因と潜伏期間)
・RSウイルスによる飛沫感染で、潜伏期間は4〜5日程度で、感染力が非常に強いです。
(症状)
・鼻水、咳などの風邪に似て症状で始り、やがてヒューヒューやゼーゼーなどの喘鳴が多くなります。
・1歳未満が感染すると、重症化しやすくなります。
・高熱(38〜40℃)が続くことが多いのも特徴的です。
・熱は落ち着いてきても、日に日に咳や喘鳴がひどくなります。
・呼吸苦や呼吸困難も出現してくる場合があります。
(合併症)
・気管支炎、細気管支炎、肺炎などを起こすこともあります。
(ケア)
・安静にしましょう。動くとたくさんの酸素が必要になり、呼吸が苦しくなります。
・こまめに水分補給をしましょう。
・水分は鼻水や痰を柔らかくします。
・咳がひどい時は、ベビーラックや布団を丸めて背中に入れ、上体を少し起こして寝かせると呼吸が楽になります。
・咳が治らない時は、起こして背中をさすったり、縦抱っこしたりして様子を見ましましょう。
・咳がひどく、ミルクや母乳が飲めないときには、ゆっくりと時間をかけて少量ずつ飲ませましょう。
・満腹になると、自律神経の働きの関係で、咳が出やすくなるので注意しましょう。
・室温は上げすぎずに、加湿をしましょう。
〜こんな時にはすぐに病院へ!〜
・ひどく咳き込んで、唇や顔色が紫色や青い場合。
・息をすると胸の上部がペコペコしている場合。
・肩を大きく上下させ、息をしている場合。
・呼吸が荒く、顔や手足が冷たくなっている場合。
・呼吸が速く、息をするときに鼻の穴が広がる場合。